【フィットネス業界の嘘】トマトダイエット最強すぎワロタwwwww

2018年2月8日

流行したのはもう5年ほど前になりますが、今でもその名前を覚えているほどに強烈なインパクトを与えた「トマトダイエット」

当時テレビでトマトダイエットについての特集が放送された次の日にはスーパーからトマトが消えるなんていう事件にもなりましたね。

今回は、そんな皆が大好きなトマトダイエットについて調べていたら非常にワロタなことに気がつきましたので紹介しますね!

Ayumi
トマトダイエットで(モニターの)皆さんがみるみる痩せていく仕組みに気がついちゃいました!!

☆ざっくり言うと

  • トマトには抗酸化作用のあるリコピン、脂肪燃焼効果のある13-oxo-ODAがたくさん含まれている
  • これらの成分を睡眠前に取ることで基礎代謝が活発になりダイエットができる(笑)

トマトダイエットとは

名前の通り、このダイエットはトマトをたくさん食べれば痩せる!というなんともワロタなダイエットでございます。

トマトは緑黄色野菜に分類され、栄養素が豊富に含まれた野菜です。
特に注目されている栄養素が

  • リコピン
  • 13-oxo-ODA

です。

リコピンの効果

リコピンは聞いたことがある!という人が多いかと思います。

リコピンはカルテノイドと呼ばれる色素の一種で、ポリフェノールとよく似た働きをします。

カテキン、アントシアニン、カフェインなどが有名なポリフェノールですが、これらには強い抗酸化作用があり、身体を毒性のある活性酸素から守ってくれるのです。

↓活性酸素や抗酸化物質についてはこちら

Ayumi
カルテノイドは脂溶性(脂に溶けて存在する)、ポリフェノールは水溶性(水に溶けて存在する)という違いがあります。

この様に抗酸化作用の強いリコピンを寝る前に摂取することで、睡眠中に成長ホルモンと共に身体の調子を整えることで、基礎代謝を高める効果があるというのです!(笑)

13-oxo-ODAの効果

コチラは京都大学の研究により発見された成分で、体脂肪燃焼やメタボリックシンドロームの改善に効果がある脂肪酸です。

この研究が発端となり、テレビで連日「トマトを食べると痩せる!」と報道されるようになりました。

↓その論文がこちら

この研究では、肥満や糖尿病のマウスに対して13-oxo-ODAを0.02〜0.05%を含む高脂肪食を与えたところ、脂肪燃焼が活発になったことが発見されました。

↓当時のニュースも貼っておきますね。


これら2つの成分

  • リコピン
  • 13-oxo-ODA

により、トマトをたくさん食べることで脂肪燃焼を活発にして、体脂肪を効率的に減らすことができるのがトマトダイエットなのです!!




って、そんなわけあるかーーーーい ( ゚∀゚)/・∵.

というのが、今回の記事の趣旨でございます。笑

日本の健康食品市場、嘘つきすぎワロタwwww

Ayumi
リコピンの抗酸化作用で基礎代謝向上って、それも少し無理がありすぎじゃないですかねェ。。。。(´・ω・`)

というか、食物には本当に無数の栄養素が含まれていて、その一つ一つを取り出して「この栄養素にはダイエット効果がある」「この栄養素には筋肉を大きくする作用がある」なんてやっていったらキリがないですよ。MAJIDE

そのうち、「人間のおしっこにはビタミンCが含まれているから、おしっこを飲むのは健康的!」とか言い出しかねないですし、「このサプリメントには人間のおしっこの20倍のビタミンCが含まれています!一粒でおしっこ1リットル分の栄養摂取が可能!」なんてサプリメントとか販売されそう。

この前、プロテイン6mg配合のチョコとかTwitterで流れてきましたけど、流石にネタですよね。皮肉ってんのかな?

プロテイン20杯分のHMBサプリメントとかも、最近人気ですよね。笑

↓HMBサプリメント販売の闇についてはこちらの記事で触れたのでどうぞ。

年末はあんなにかっこいいGACKTさんも、詐欺まがいなHMBサプリメントの宣伝に使われちゃってちょっとかわいそう。
というか一流の牛肉は見分けられても一流のサプリメントはわからないんですかねぇ。。。

Ayumi
HMBは間違いなく筋肉に効果的なサプリメントですが、販売方法がちょっとねぇ。。。プロテイン20杯分って、なんど見ても笑っちゃいますわ。

確かに、京都大学が見つけた13-oxo-ODAは脂肪燃焼効果があるのかもしれません。

ただ、さっきも言ったように食物には本当に多くの栄養素が含まれていて、それら一つ一つを理解しきることは非常に難しいです。

この場合大切なのって、その食品をある程度常識の範囲内で摂取した時に効果があるのかどうか、ってことじゃないですか?
13-oxo-ODAにいくら脂肪燃焼効果があることが分かっても、じゃあトマトを1、2個食べるだけで効果を実感できるんですかね?

重箱の隅をつつくようにダイエット成分を発見して、それで「〇〇にはダイエット効果がある!」って叫ぶのはもうやめましょうって。

13-oxo-ODAについて調べてみた

そもそも、学術論文が検索できるGoogleScholarで「13-oxo-ODA」って検索しても30件程度しかヒットしないんです。

もちろん京都大学がまだ誰も発見していない成分を見つけ出した、と言う意味ではパイオニア的な研究で素晴らしいことだとは思います。
ただ、たった1つの「13-oxo-ODAは脂肪燃焼効果がある」という研究だけでは効果の確証は持てません。

現在、ボディビルダーの間で非常に人気のサプリメント達は本当に多くの研究があり、さらにその研究をさらに分析するメタ分析というのがおこなわれて初めてサプリメントとしての価値が見出されて開発に進むのです。

例えばGoogleScholarで「BCAA」と検索した場合は16,800件
BCAA google scholar

「creatine」と検索した場合は340,000件がヒットします。
creatine google scholar

さらに、クレアチンの筋肉への関連の深さを調べるために「creatine muscle」と検索したところ194,000件もの論文がヒットしました。
creatine google scholar

それに対して「13-oxo-ODA」と検索した場合にはまだ31件の論文しかヒットしません。
13-oxo-ODA google scholar

これだけで13-oxo-ODAに脂肪燃焼効果があると決めつけるには不十分です。

京都大学の論文について

なにはともあれ、まずは論文を見ていきましょう。

簡単に説明すると、この研究では「肥満や糖尿病といった代謝異常をもっているマウスに対して13-oxo-ODAを与えるとどのような変化が起こるか」ということを調べています。

上記でも少し触れましたが、この研究では摂取カロリーの60%が脂質という高脂肪食を与えており、この大量の脂質のうち0.02-0.05%が13-oxo-ODAです。
これを人間(摂取カロリーを2,500kcalとする)に換算すると、166gという異常な量の脂質を摂取している状態であり、この内0.05%が13-oxo-ODAだとすると、その量は0.083gつまり83mgです。

Localization of 9- and 13-oxo-octadecadienoic acids in tomato fruit

こちらの論文によると、13-oxo-ODAはトマトの皮1gにつき約0.3μg含まれているとのことですので、83mgの13-oxo-ODAを摂取する場合は276kgものトマトの皮を食べなければなりません。

*画像の(C)のグラフがトマトの皮に含まれる13-oxo-ODA量を示しています。

京都大学の論文では、それだけ馬鹿げた量の13-oxo-ODAをマウスに摂取させることでやっと13-oxo-ODAの脂肪燃焼効果を発見しているのです。

このことについては別の論文でも言及されています。

トマトの摂取時刻の違いによるリコピンの生体内利用

Kimらの研究では、肥満糖尿病の病態ラットを用い、脂肪エネルギー比60%の高脂肪食にトマト成分(13-oxo-ODA)の抽出液を加えた実験食を与えている。本実験と比較すると脂肪摂取エネルギー比が高く、トマト成分も25~50倍量である。Kimらの報告は大量のトマト摂取によって代謝異常を誘発させていると考えられる。

P.S.

この京都大学の研究が日本語で簡単に解説されたものを発見しました。

こちらのリンク先に当研究に携わった組織の名前が載っています。

それがこちら。

Ayumi
日本デルモンテ株式会社( ゚∀゚)・∵.

世界はこうやって回ってるんですねェ。。。。