【これからの”命”の話をしよう】なぜいまビーガンなのか。ビーガン人口が増えてきている理由。

2018年3月17日

*当記事はビーガンに対する個人的な見解を多く含みます。
*引用した動画に過激な表現があります。        

当サイトでは、健康を目指すすべての人へ向けて情報発信をおこなっていますが、その中でも特にこだわっているのが菜食主義者(ビーガンorベジタリアン)へ向けた情報発信です。

現在、イギリスを中心に世界各国で菜食主義者の数が増えています。
菜食の度合いにもよりますが、完全菜食主義と呼ばれる”ビーガン”を実践するためにはそれに適した食事方法を実践しないと栄養素が偏ってしまします。

【菜食に挑戦する前に】ビーガン、ベジタリアンに不足しがちな栄養素まとめ

そんなわけで、当サイトでは”ビーガンでの正しい栄養摂取方法”を発信しています。

Ayumi
今回の記事ではビーガニズムの“一般的”な考え方を紹介していきますが、ちょくちょく僕の意見も挟みますよ!
なんで僕がビーガンをやっているのか、とかね!(`・ω・´)ゞ

なぜビーガンになるのか。

ビーガンになる理由は人によって様々です。

  • 動物愛護
  • 環境問題
  • 健康
  • 宗教

インドを中心とした東南アジアでは、宗教によりビーガンを実践している方が多いようですが、このような特殊な例を除いた場合は、やはり動物愛護、そして環境問題を理由としてビーガンを実践している方が多いように思います。

動物愛護

Ayumi
これは僕がビーガンになったメインの理由です。

これについては非常にわかりやすい話だとは思います。
牛肉を食べるためには牛を殺さなければなりません。当たり前の事実です。

当サイトはフィットネス関係者のよく閲覧していただいていますが、筋トレをおこない筋肉を大きくするためには、タンパク質の摂取が必須です。

タンパク質を手軽に摂取するためには鶏の胸肉が最適ですが、仮にこれを毎晩300g摂取したとします。
1羽の鶏からは約600gの胸肉が採れますので、2日で1羽1ヶ月で15羽の鶏の命を搾取することになります。

Ayumi
一ヶ月で15羽もの命を搾取して獲得できる筋肉量はせいぜい500gがいいところ。。。(´・ω・`)

食べるためには殺さなければならない。
これが真理であることに違いありません。

弱肉強食
これもまた真理です。

しかし、人口が増えすぎた現代では肉の需要が高まり、畜産業は”大量生産”の時代となりました。

人間は肉を食べるために動物を”生産”します。

肝臓を食べるために不健康な食事を与え、肝臓を肥大させます。
卵を産めない雄の鶏は必要ないので廃棄します。
牛の母乳を搾取するために、雌牛を犯し、仔牛を産ませ、そして乳を奪われないように仔牛を殺しましょう。
飼育に邪魔な角は切ってしまいましょう。鶏のクチバシも切りましょう。
彼らは多少痛いかもしれませんが、肉の味に影響はでないし資金も限られているので麻酔はなくてもいいでしょう。

尊い命ですので、このようにして生産された肉を食べる際には感謝の気持ちを込めて
”いただきます。”
と、言うように教わりました。

Ayumi
僕達が生きるために命を捧げてくれている動物さん達に感謝?
昔はそれしか方法がなかったかもしれないけれども、今は他の選択肢がある。
結局、僕達の味覚のために搾取されているだけですよね、今の状態って。(´・ω・`)

あくまでも個人的な見解ですが、このような社会のあり方が正しいとは思えません。

“弱肉強食の真理という服を着た大量虐殺”を避ける方法ビーガニズムという思想です。

同じ哺乳類でも一方を”家族”と呼び、一方は”食料”と呼ばれます。

あなたはどこで線を引きますか?

植物は線の外側


動物を殺生しないビーガンはなんて素敵なんだ!

って思っていただいた方、
有難うございます。

Ayumi
僕も当時はそう思いました。

しかし、そんなビーガンでも何かは食べないといけないわけで、(一部修行を重ねた方々は霞を食べて行きれるそうですが。)

やっぱり野菜や豆などの植物を食べる、つまり殺生しなければなりません。

ビーガンに対してよくある反対の意見として、

  • 植物だって生きているのですが、それを切り刻む事は気にしないのですか?
  • 植物には命がないって考えるアホ共。

なんて言われたりしますが、反論の余地はありません。

DNAの近い哺乳類や魚類の苦痛は動物でない植物と比べわかりやすいために、それら(動物)を線の内側(食べない)とし、反対に全く違う種の生き物でそれらの苦痛などを感じづらい植物は線の外側(食べる)とできるのも強者の横暴です。

生命を尊重し保護しているはずの思想が、別種の生命を搾取しなければいけないというパラドックス。
これは現代ではまだ解決できそうにありません。

しかし、家畜の飼育に使われる飼料の量を全て考慮すると人間がビーガンになったほうが全体的な植物の消費を抑えられることも事実です。

不要な殺生を減らそうという姿勢、また全体的に命の殺生を減らすことが出来ることから、当サイトではビーガンをひそかに推奨しています。

Ayumi
動物を食べることに違和感を感じるけれども、正直なところ僕は植物を食べることに痛みを感じない。
だからこそ、動物を食べることに違和感を感じないという人のことを尊重(?)したい。難しいんだけどね。

環境問題

畜産がもたらす環境問題は深刻です。

環境問題というと、都市などでの車による排気ガスが非常に印象強いですが、畜産がもたらす環境への悪影響はこれらよりもずっと強力です。

上記の動画では世界がベジタリアンになった場合、どのようなことが地球に起こるのかを分かりやすく解説しています。

以下、環境問題について抜粋しました。

温室効果ガス

畜産により使っている土地はアフリカ大陸の大きさに匹敵します。
さらに、この他に家畜のための飼料を育てるための土地も必要とします。

畜産を減らすことにより、これらの土地を森林と戻すことができ、それにより二酸化炭素の量を減らすことができ、地球温暖化が改善されます。
対照に、森林を開拓し畜産を始めた場合は家畜の生命維持のために二酸化炭素は増え地球温暖化が加速します。

畜産がもたらす大気汚染は二酸化炭素だけではありません。

牛は反芻動物と呼ばれる種類の動物です。

一度飲み込んだ食物をもう一度口に戻し咀嚼することで食物を消化する種類の動物ですが、これらの動物が「食い戻す」時などに出るゲップには二酸化炭素の25倍もの温室効果があると言われているメタンガスが含まれています。

二酸化炭素、そしてメタンガスの問題により、畜産を廃止すると約15%もの温室効果ガスを削減することができます。

水を大量に消費するのも畜産の問題点です。
一見、野菜などを育てるほうが水を使うようですが、飼料の管理なども含めると畜産は大量の水を消費します。

それぞれを1kg作るのに必要な水の量は以下のようになります。

  1. 牛肉 15,000L
  2. 豚肉 6,000L
  3. 鶏肉 4,000L
  4. 穀物 1,600L
  5. 果物 900L
  6. 野菜 300L

水不足が起こる地域(南アジア)などでは、畜産を続けるべきか考える必要があるのではないでしょうか。

Ayumi
僕はビーガンについて他人に説明する時は、この環境問題について説明することが多い。
倫理観の話は人によるけれども数字は正直で納得してもらいやすいから。
でも、僕が環境のことを考えてビーガンになったわけではないので、親しい人に理解してもらいたい時はしっかいと動物愛護の話をします。

健康

健康を目的として菜食を始める人が多いようです。

確かに、動物性食品が身体にもたらす害はありますが、それは過剰に摂取した場合です。

どんな栄養素も過剰に摂取すれば害になりますし、また欠乏したときも同じです。

必要な栄養素を必要なだけ摂取する必要があるため、何かを極端に制限するという方法が健康とは思えません。

本来、雑食である私たち人間だからこそ、肉も野菜も食べることが健康には適切だと考えています。
当サイトでも、菜食に欠乏しがちな栄養素を紹介しているように、植物からのみだと必要な栄養素が欠乏してしまいます。

Ayumi
だから僕も筋トレやダイエットの相談を受ける時は、鳥の胸肉を食べるように勧めたり、ホエイプロテインの購入を勧めたりすることもあります。
これがビーガニズムに反しているというのであれば僕はビーガンじゃなくていい。嘘はつけない。

特に、フィットネス関係者の方はタンパク質に目がないと思いますが、ビーガンではタンパク質の摂取が非常に困難になります。

そもそもタンパク質を必要量摂取することが困難なうえに、植物性タンパク質は動物性タンパク質よりも品質が悪く(人間の体に適していない)、筋合成が上手くいきません。

このように僕は、ビーガンは健康管理が難しいライフスタイルだと考えていますが、文明が発達してきた今だらかこそ、サプリメントなどを上手に活用することで菜食でも健康を維持できるのはないか、そういった可能性を模索しています。

また、自分自身を実験体としてビーガンでどの程度筋肉を膨らますことが出来るのかを日本にはまだ少ないビーガンアスリートとして研究していきたいと考えています。

たまに、菜食により

  • 肌が綺麗になった
  • お通じが改善した
  • おならが臭くなくなった

など聞きますが、個人差がかなりあります。

本当にビーガンで健康を目指したいのであれば、まずはDNA検査をしビーガンが自分の身体に適しているのかを調べることをおすすめします。
闇雲に神様にすがるような思いで、とにかく動物性食品を制限するというやり方は危険な場合もありますので注意してください。

Ayumi
僕のおならは臭いまま。(´・ω・`)

なぜ今菜食主義が増えているのか

イギリスを中心に菜食主義が拡大しています。

イギリスでは特別な食文化が根付いていなかったので、簡単に食生活を変更させることができたことが一つの要素になっていると思います。

では、そもそもきっかけはなんだったのでしょうか。

僕はIT革命による情報社会への移行だった考えています。

かつて、私たちが触れることができた情報は限られたメディアを通した間接的な情報でした。

新聞、ラジオ、テレビ、、、
情報を発信するためには、このようなメディアを通す必要があり、そのためには巨大な資金、スポンサーが必要でした。
そのために情報が少々歪んでしまうのも無理はありません。

ビーガンフレンドリーな情報を発信すれば、畜産や精肉、その他様々な食品メーカーがダメージを受けるからです。

ですが、IT革命が起こった現代はどうでしょうか。
Twitter、Facebook、YouTubeなどのSNSを通じて、個人が自由に情報を発信できる時代になりました。
なんの影響も受けない”生きた”情報です。

また、同じIT革命後でもweb1.0から2.0への変化が大きかったと思います。

かつてはビーガンの情報は「ビーガン」と検索した場合のみ、つまり「ビーガン」に興味を持った場合にのみ見つけることができましたが、インターネット上で誰もが気軽に発信、発言できるようになったおかげでTwitterやFacebookのTLでビーガンの情報が流れてくるようになりました。

もちろん触れる機会があればそれについて考えるようになります。

Ayumi
僕もきっかけはTwitterのTLで流れてきた工場畜産の現状についてのブログ記事でした。

この様な理由で菜食主義は拡大してきましたし、これは今後も拡大を続けていくはずです。

かつては家族の夕食の場でつけられていたテレビですが、これがYouTubeに変化しつつある時代です。

情報社会はこれからも拡大し、それに連なりビーガニズムという思想もどんどん発信されていくのではないでしょうか。

ここで、ビーガンについて発信しているいくつかのビデオをYouTubeより紹介させてください。

Earthlings
アメリカで撮影されたドキュメンタリー映画で、人間以外の動物の扱われ方を撮影しています。
一部、過激な描写がありますが、それは私たち人間が肉を食べるために日常的におこなわれているものです。

Fur shaming
毛皮を着ることの残酷さを訴えている運動です。
少々、過激なやり方ですので賛否両論ありますが。。。

Peaceful Cuisine
ビーガンの料理レシピを配信しています。
菜食でも食事を十分に楽しめることを教えてくれます。

Vegan Hustle TV
イギリスのYouTubeでは多くのビーガンアスリートが活躍しています。
その中でも僕はこのVegan Hustle TVのKCくんが好きです。


僕がまず目指したい世界はビーガンとノンビーガンが簡単に共存できる世界です。

レストランでは最近分煙を取り入れられてきましたが、それと似たような感じでビーガン対応メニューが用意されていて違った思想を持った人たちが笑顔で食卓を囲える。
そんな世界が素晴らしいと思います。

Ayumi
僕のオフラインの友達でビーガンをしている人は一人もいません。
でも僕は僕の友達が好きだし、思想の違いで関係を壊してしまうのってすごく悲しい。

ビーガンに対して様々な意見があるのは承知のうえですが、ビーガンに少しでも興味を持ってもらえれば幸いです。

Ayumi
結局、命の搾取からは逃れられない。だからビーガンが100%正義とは言えない。
一番大切なことは”それ”について考え続けることだと思います。
そのためにもいろんな思想を持った人から、矛盾した意見を聞くことが大切。


↑畜産業を営む田中一馬さんも素晴らしい考えを持っている方なのでTwitterでフォローし、日々考えさせられています。
いつか直接会って話をしてみたい。

結局、僕は”今”正しいと思っていることをしているだけで、それが一生を通じて正しいと思い続けられるとは思っていないんです。

そこに慢心した時点で盲目になって、新しい考え方に出会う機会を逃してしまいますからね。

矛盾の中で葛藤しながら存在しない答えを探し求めていくのって素敵じゃないですか?